1.高齢者ドライバーによる自動車運転による事故対策はこれだ!しかし無理は禁物です!
この記事では、高齢者ドライバーによる自動車運転中の事故について書いています。
60歳~70歳くらいの健康な高齢者向けの内容です。
※70歳以上の方や、運転に不安を感じる方に運転をすすめる内容ではございません。
1-1 テレビで報道される高齢者自動車運転による事故
テレビでは連日、高齢者ドライバーによる、悲惨な死亡事故が報道されています。
- 「年よりから運転免許証をとりあげろ」
- 「踏み間違えるような人間が車に乗るな」
などと加害者運転手に対して様々な声が上がっています。
確かに、高齢者であるが故に起こる事故は多いと思います。普通に考えて「こんなところで、なぜ逆走する??」「歩道を車道と間違えてなんキロも走るとかありえない…」
元気なお年寄りは多いですが、若い頃と比べたら当然脳も体も衰えているでしょう。
だからといって、交通事故という問題に対して「年寄りから車を取り上げろ」というのが正解なのでしょうか?
1-2 交通事故=高齢者ドライバーではない
メディアでは高齢ドライバーの交通事故が大々的に取り上げられていますが。
- 「若者の自転車逆走、道交法違反」
- 「山道等でのバイクの速度超過」
- 「運転中のスマホ操作」
- 「危険な煽り運転」
- 「横断歩道に人がいても停まらない」
私が、実際に車を運転していて思う問題です。
自転車による、一旦停止、信号無視、逆走など下手をすれば死に直結する事故になりかねない状況です。
2.高齢者ドライバーだけじゃない!?ながら運転の危険性
もうひとつ最近気になるのが、信号待ちでスマホを触っていて信号が変わったのに気づかず動かない車が多すぎる。
これはまだ停止してるから、いい(よくない)ものの、走行中でもスマホを操作してる人も見かけます。電話しながら普通に大きな交差点を曲がってくる車の多いこと。
2-1 見た目にはわからない「ながら運転」
ほとんどの自動車による事故はこれなんじゃないかなぁ?と思う事故原因。
運転中にスマホ操作したり、ナビを操作したり明らかなながら運転は、明らかに危険です。これは、気をつけている。というかたは多いかと思います。
なのに、車に気がつかなかった、当たるまで気がつかなかった…これはズバリ、見た目にはわからないながら運転なのではないでしょうか?
よそ見運転もこの部類に入るかもしれませんが、まだ見た目にはわからないながら運転よりはマシかもしれません。
2-2 よくある交通事故の真相とは…??
見た目にはわからないながら運転…、その正体とは、ずばり、ぼけーっとしてました運転です。
とは、いえ ぼけっすんな!で済ますには芸がありません。ぼけっとしてしまう原因は、脳のなかで色々な画面が開いてしまっているのです。パソコンでいう、マルチタスク状態です。
ウィンドウを色々開け過ぎて、今、目の前の状況を把握しづらく、または見えなくなってしまっているのです。
現代人はスマホやパソコンと同じくどんどんマルチタスクな脳になっていってるんだと思います。
- 「いかに効率よく仕事をするか」
- 「限られた時間に脳をフルに使ってスマホやアプリを操作する」
この様な日々を送る中で、自然に脳が同時に色々な事を考えなければいけない状態になるのです。
3.【結論】高齢者自動車運転による事故対策はコレ!!
では、高齢者ドライバーによる事故を防止するには、一体どうすればいいのでしょうか?
簡単に言うとマルチタスクを辞めましょう!!
です。
詳しい原因と対策を見て行きましょう!
3-1 高齢者自動車運転による事故対策①そして人々はマルチタスカーになる
朝起きて朝食を食べながら、今日こなす仕事の段取りを考えながら歯磨きをして、準備をしながら嫌な上司に叱責された事を思い出しつつ、足早に職場に向かいます。
職場についたら、同時にいくつもの仕事を任され、段取りとスピード、売り上げを考えつつ様々な思考に頭をフル回転します。
疲れ果てて家に帰ったら帰ったで、部屋でテレビを見ながら、スマホで友達にラインを送って、SNSに上げる写真を加工して、明日やることを考えて…現代人は大忙しです。
そうして、優秀なマルチ・タスカー(スーパー・タスカー)は誕生するのです。
※マルチ・タスカーとは、同時にいくつもの作業、思考を行う人
3-2 高齢者自動車運転による事故対策②マルチタスクのデメリット
様々な仕事を同時にこなせるあなたは、仕事でもプライベートでも評価される存在になれるかもしれません。しかし、マルチタスクな思考、仕事のやり方はにはデメリットな面もあります。
デメリットは、ずばり
『一つの物事に対する、意識、思考能力、判断力が低下する』
部屋で行っているぶんには、なにも問題ないのですが、こんな脳の使い方のまま車の運転をしたら…おそらく、目の前に見えてる光景はぼんやりとしか脳で理解できていないでしょう。
何事もなければ、無意識でも真っ直ぐ走っていれば事故になることはないかもしれませんが、子供が飛び出してきたら、前の車が予測できない動きをしてきたら、対向車が突っ込んできたら…
恐らく対応できず、事故を起こしてしまうでしょう。
3-3 高齢者自動車運転による事故対策③これが高齢者ともなれば…
高齢者となれば、体も脳も衰えるのは仕方がないことです。自ら能力の衰えを受け入れてその中で、交通安全に勤めなければなりません。例えが悪かもしれませんが、処理速度の遅い古いパソコンを想像してみてください。
「昔は若かった」などと今の自分の能力を見誤って、ウィンドウを開けまくったとしましょう、色んなアプリを同時に立ち上げるのです。結果は勿論、フリーズしてしまい、まったく操作ができなくなります。動いたとしても、モッサリモッサリした動作になります。
3-4 高齢者自動車運転による事故対策④ひとつの物事に集中する
色んなアプリを同時に立ち上げて、動作が悪くなったときどうしますか?答えは簡単!不要なアプリを閉じます。そして、今必要なアプリだけを開いて、そのひとつのアプリにCPUの全処理能力を注ぎます!これを、運転をするときに、自分の脳の中で行うのです。
3-5 高齢者自動車運転による事故対策⑤脳で考えていることは今以外の事
今考えるべきは目の前の道路状況です、そのつぎに起こるべき危険。それだけです、今日の夜ご飯も、仕事の悩みも、未来の心配も今する必要はありません。
しかし、脳はあなたはウィンドウを開けてくるでしょう、アプリを立ち上げさせてくるでしょう。
そこで、登場するが「マインドフルネスです。」
マインドフルネスというのは・・・
『 マインドフルネスは瞑想の一種であり、瞑想とは様々な宗教で用いられてきたモノですが、マインドフルネスは宗教的な瞑想ではなく、医療としての瞑想として知られています。
マインドフルネスを行う事で、自身の経験や思考、感覚を、ありのままに受け入れる能力(感覚)を身につける事ができ、思考と感情と状態を分離したモノの見かたをする事が可能となります。 』
上記の文章だと、ちょっとわかりにくいですが、マインドフルネスを行う事で、マルチタスクになっている脳を、シングルタスクにすることができます。
つまり、今目の前で起きている事に意識を集中する事が可能になります。
つまりは、見た目にはわからない、ながら運転を減らす事が可能になり、交通事故が未然に防げる可能性を高める事ができると思います。
マインドフルネスの詳しいやり方は、記事の最後にリンクを貼っておきます。
3-6 高齢者自動車運転による事故対策⑥車にステッカーを張る
高齢になると身体能力や判断能力がどうしても衰えてきます。この事もまた事故を誘発する原因となります。
ウインカーを出すタイミングが遅くなったり、走行スピードが極端に遅いドライバーも見受けられます。
ここで有効なのが「高齢ドライバーが運転してますよ!」と言うのを周囲の車に知られる様なステッカーを貼る事です。
こんな感じのやつですね!アマゾンや楽天で簡単に購入できます。
こんな感じのおしゃれな感じのモノもありますね。
ちょっ年寄り臭くてダサいな・・・って方は下の様なファンキーなステッカーがオススメです!
4.まとめ
4-1 高齢者ドライバーと交通安全の今後
事故はいくつもの要因が重なって起きるモノだと思います。個人の運転技術、判断能力、認知機能の問題。道路の整備状況、交通標識、道交法などの問題。車そのものの整備、設計による問題などの問題が重なって起こります。
これらの、要因を一つ一つ検証、解決してやっと『交通安全』が成り立つのだと思います。
今回紹介した「高齢ドライバーによる事故防止対策」で改善できる方もいれば、できない方もおられるかと思います。いくら集中力を高めたとしても、高齢者の脳は若者と比べれば確実に衰えているのが現実です。
自動ブレーキや踏み間違いを防止する機能など、安全機能を搭載した車種に乗り換えるのも一つの方法かと思います。中には、後付け出来るものもあります。
どうしても安全な運転ができなかったり、家族に免許返納をすすめられる場合は、免許の返納を前向きに検討しましょう。
4-2 高齢ドライバー事故対策 関連リンク
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